Collection 02
Sui
Designed by Mikiya Kobayashi

水の波紋、草のそよぎ。自然のわずかな動きを写し取るように、「Sui(翠)」はかたちを紡ぎます。
スツールは、静かな水面に落ちた一滴のしずく。チェアは、風を受けてしなやかに揺れる草の姿。
どちらも、凪いだ空気のなかに生まれる微細な律動を表現しています。家具がただ佇むだけで、空間に清らかな呼吸をもたらす。Suiは、そんな“静けさのデザイン”です。

Fuji Furnitureのアイコンとなることを目指して生まれたスツール。装飾性のないミニマルな佇まいが、空間に静かに溶け込みます。無垢材を削り出した座面は、水面に広がる波紋のようなやわらかな曲面を描き、温もりのある座り心地に。成型合板による脚部と無垢材の座面——素材の美しさと技術の確かさを併せ持つ、Fuji Furnitureらしい一脚です。

スタッキングは最大7台可能。重量は1脚あたり2.9Kgです。

スツールと同様に、座板は無垢材を削り出し、その他のパーツには成型合板を用いて構成。しなやかで軽やかなラインを描くデザインに仕上げました。当社のチェアの中でも最も軽量な一脚です。W410×D480(mm)というコンパクトなサイズでありながら、背板には三次元成型合板を用いることで、身体にやさしく沿うフィット感と、背板であることを感じさせない、やわらかな背当たりとなっています。

スタッキングは最大4台可能。重量は1脚あたり3.2Kgです。

Long Table

2017年、小林幹也氏によるテーブルシリーズ「Bespoke」から生まれた、人気のスチール脚モデル。その意匠を受け継ぎながら、機能性と美しさを磨き上げ、横幅最大4000mmという当社最大のテーブルへと進化しました。

従来のサイズ展開に加え、W4000、W3500、W2400、W2200(mm)を新たに設定。パブリックスペースから住宅まで、幅広い空間を想定したラインナップです。W4000〜W2200は、表面に挽板、木口に無垢材積層、中間にフラッシュ構造を採用。一見無垢材の天板のようでありながら、軽量性とコストパフォーマンス、さらに連結時の木目の美しいつながりを実現しています。W2000以下はハイブリッド天板と同様に、芯材にゴムランバーを使用しています。

国内メーカーと協同でスチール脚を開発。別注対応で、ホワイトカラーもお選びいただけます。
また、W4000とW3500には中脚を設け、使用時の不快感が生じないよう中央に配置。構造的な安定性を高めるとともに、外観上のアクセントとしても機能しています。

曲面の連続性と、本体と座面の重なりが美しく、小林氏の感性がひときわ際立つアイテムです。開発当初はウレタン成形による製作を検討しましたが、理想とする滑らかな曲面を安定して再現することが難しく、また木材での削り出しでは量産に適さないと判断しました。そこで、硬質発泡モールドウレタンによる成形方法を採用し、造形の美しさと量産性を両立しています。

現在はモックアップ段階で、クッションの硬さなどは今後さらに検証を重ねていく予定です。座面高はSH450mmとやや高めの設定ですが、SH430mmへカットしてもバランスが保たれるよう、形状をコントロールしています。