冨士ファニチアの製造について

生産性や品質を向上させるための活動です。工場のレイアウト変更やラインの自動化など、お客様のニーズに合わせて柔軟に挑戦し続ける工場を目指しています。

数値化・言語化することが難しい職人技や専門性の高い知識を、次の世代へ教育しています。職人がマンツーマンで指導をすることと、資格試験の取得を支援する制度によって、確かな技術の定着を後押ししています。 未来の職人の卵たちが、誇りをもって自身の技を磨き続けられるような環境づくりをしていきます。

2010年11月より導入した「トヨタ生産方式」。お客様のご注文によって工場の生産計画が決まり、必要な分だけを必要なタイミングで生産します。工場に潜む”ムダ”を徹底的に排除することで、適正価格を実現します。

工場には家具のタイプ別で複数の生産ラインがあります。できるだけ早くお客様の元へお届けするために、その製品を最も効率よく生産できるラインで、1台ずつ丁寧にお作りしています。少人数の作業者チームで工程をサークル型に配置するセルライン方式で、お互いの進捗状況を共有できる環境にしており、ボトルネック工程を助け合うことで、仕掛り在庫の削減・製造リードタイムの短縮をしています。

1mmから1.5mm程度の単板と呼ばれる薄い木の板を接着材では貼り合わせ、型に入れて様々な形状に成形する技術。冨士ファニチアでは1977年より培った高い成形技術により、コマ入れ、コマ抜き、3D、不等厚などの技術を保有。無垢材では表現できないような美しい曲面を持ち、薄くても椅子の複雑な形の部材として強度を得ることができる。

機能に応じてMDF、パーチクルボード、無垢材、ペーパーハニカム、合板など適切に選ばれた芯材の枠組みを設計した上で梯子状に組み、表面材を接着剤で貼り付ける技術

火災リスクがなく、自然に優しい水性のオイルステインを使用。塗膜を形成しないため木の質感を損なわず、手触りの良さが特徴。ローラーとウエスを用い、丁寧に均一に2回重ねて塗布、毛羽立ち抑えるため#2000の耐水ペーパーで仕上げを行なっている。

型紙をCAMに取り込み、データ化してマーカーに落とす。
生地の毛並みや柄などに合わせてマーカーの変更や伸び率への配慮も行う。

CADで製作した張り仕様書を基に、下張り、フェザー・綿・ウレタンなどのクッション張り、更にカバーリングの場合にはヌード張り、上張りと共に行う。製造の最後の工程で、仕上がりに大きく左右するため、ベテランの職人により行う。